日本国内の英語教育における3つの問題点

 

日本国内の英語教育における3つの問題点

英語学習は誰しもが習い事にしようと検討した経験があるのではないでしょうか。

「私の息子/娘には英語ができる人材になって世界を飛び回ってほしい」「これからはグローバルの時代だ。自分ができなかった分、国際的に活躍してほしい」等、様々な考えがあるでしょう。

しかし過去30年間、国内で英語教育が成功しているという話は聞いたことがありません。

なぜか。そしてどう対策したら良いのか。

問題点を認識していると、していないでは全く違います。

なぜ日本人の英語力が低いのか。

不思議と日本でスルーされている最大の問題点は3つあると思っています。

英単語の暗記

すべては暗記型学習が元凶です。日本の暗記型の勉強法は知識をアウトプットする受験などには向いているのですが、英語学習といった答えが複数あるものには非常に相性が悪いものです。

日本の場合においては漢字を学習する際、形をそのまま暗記するといった学習方法が主流だと思います。少なくとも私はそれで漢字を覚えましたし、より効率の良い方法も指摘されたことはありませんでした。とにかく覚えろ。何百回と書けという学習法です。これは英語学習には全く通用しません。

成り立ちが全く異なる言語に暗記学習を適用するのは非常に勿体なく、残念でなりません。

間違いを許さない正解至上主義

人間は失敗がないと成長はできません。失敗を許さない社会は学びを阻害してしまいます。人間は失敗するものです。失敗から学んでこそ成功を掴みとることができるのです。そしてこの21世紀の時代はVUCAの時代だとも言われています。

英語はまさに失敗しながら成長していく特性があり、VUCA時代の勉強としては相性が良いのです。間違いを繰り返しながら、その時正しい答えを出してくいくという柔軟性が大切です。答えは一つではなく複数場合もあるし、時と場合によってはその答えも変わってしまうこともあるというものです。

正解にのみフォーカスする勉強は今一度考え直す機会が来ているのかもしれません。

ローマ字とカタカナのミステリー

日本の英語教育の魔界はローマ字とカタカナです。カタカナはまだ良いとして、ローマ字に関しては小学生に百害あって一利なしです。

背景として日本語には漢字、ひらがなやカタカナが存在し、読み方を知らないと絶対に読めないものばかりです。そこで海外の人が日本語を発音できる(読める)ように作られたのがローマ字です。

我々日本人がそのローマ字を使う時といえば、パソコンを打つとき、外国で自分の名前を書くとき、知らない駅名があった際に見るときくらいではないでしょうか。ローマ字の見た目は英語ですが、中身は日本語であるため、子供の頭では混乱してしまいます。

そして追い打ちをかけるように英語ではない外来語のカタカナも混在している現状も日本の英語力の低さに一役買っているのではないかと考えております。

解決策はあるのか?

こんな根本的な問題は解決できないんじゃない?

いえ、できます!

「英単語の暗記」 解決策➀

第一の問題点である「暗記」の解決策としてはフォニックスで読み方を学ぶこと

「間違いを良しとしない正解至上主義」 解決策②

第二の問題点である「間違いを良しとしない正解至上主義」の解決策を解決するには社会全体を相手しなければなりませんが、個人的な考え方を変えることなら可能です。一番手っ取り早いのは、「ミスに反応しない」ことです。

「ローマ字とカタカナのミステリー」 解決策➂

まずは「ローマ字は英語ではないんだよ」と繰り返し教え、幼少期から英語学習を始めることが大切です。

まとめ

間違った英語学習が蔓延っていること、正解至上主義、そしてローマ字とカタカナの混乱が日本人の英語力の向上を阻止している大きな要因であることを認識することが大切です。そして出来るだけ英語の勉強を長く継続することでローマ字カタカナの混乱から脱出してほしいと心から願っております。

「ローマは一日にして成らず」身をもって体験するのが英語学習です。

 

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