英語脳が重要!日本語と英語の代表的な3つの違いとは?

 

音の数

日本語や英語など、言語というのは基本的に母音と子音によって成り立っています。日本語の母音は「あいうえお」で構成されており、これらの発声には舌の動きが不要となります。

一方子音は、母音を装飾するアクセントのような立ち位置です。例えば「さ」の場合、「S」が子音となります。これに母音である「あ」を組み合わせることで、「さ」という発音になるのです。

日本語と英語の違いですが、母音と子音の数が異なっています。英語の母音は約20個で、子音に関しては約22個となります。日本語の場合は母音が5個、子音が16個であるため、英語の方が多くなるのです。

日本人が話す英語は、ネイティブの方に理解してもらえないとよくいわれていますが、その原因の1つにこの母音と子音の数の違いが挙げられます。母音や子音が多くなると、それだけ発音の際にバリエーションや細かなニュアンスの違いが生まれるのです。

また、日本語の場合は子音＋母音という組み合わせで発音しますが、英語の場合は多くが子音＋母音＋子音という組み合わせになります。このように、口の動かし方に関しても英語の方が複雑になっているのです。

語順

日本語の場合、例えば主語がなかったり、述語や目的語などがランダムになったりしてしまったとしても、文の意味をある程度は理解することが可能です。これは助詞によるものであり、「て・に・を・は」をはじめとする助詞によって、語順がランダムでも理解することが可能となります。

しかし、英語にはこの助詞というものが存在しません。そのため、正しい語順でなければ理解することができなくなってしまうのです。

文法の基本としては、「S(主語)」「O(目的語)」「V(動詞)」などによって構成されていますが、日本語の場合は「SOV型」といい、英語の場合は「SVO型」となります。つまり、英語は動詞を先に持ってくる言語であるということになります。

話の進め方

話の進め方も、日本語と英語で大きく異なります。日本語の場合、説明や経緯などを最初に話し、最後に結論を述べるというのが基本的な話の進め方となります。これは、結論にいたるまでの経緯を重視している進め方であり、ビジネスの現場ではあまり使われることがありません

一方で英語の場合、まず結論を述べて、その後にその結論にいたった経緯や説明が来るという真逆の構成となります。もちろんこれはあくまでも基本であり、特にビジネスでは結論から話す人がほとんどです。

一見、この話の進め方の違いはそれほど大きな問題になるとは思えないでしょう。しかし、英語を習得するという意味ではこの話の進め方の違いは大きなポイントとなります。

いくら単語や文法などがしっかりとしていても、話の進め方が日本的ではネイティブスピーカーとの会話で若干の違和感が生じます。結論がわからない話を長々とされては、大きなストレスを感じてしまうようになるでしょう。

早めの学習が英語脳を作る

日本語と英語にはさまざまな違いがあるため、英語力を高めるためにはたくさんの時間がかかります。脳内で一度考えたうえで英語にしなければならないため、若干会話のテンポが乱れてしまうのです。しかし、英語脳であればその問題も解消されるでしょう。

英語脳というのは、英語を日本語に変換することなく、英語のままで理解して話すことができる思考のことを指します。英語で話しかけられたときに脳内で一度日本語に変換したうえで理解をするという方は多いでしょうし、一般的といえます。

ところが英語脳であれば、脳内変換という作業が不要となるのです。英語でのやり取りの際には、脳内がまるでネイティブスピーカーになったかのように、すべて英語で考えられるようになります。そのため、母国語と遜色ないテンポで会話をすることが可能となるのです。

英語脳を作るためには、幼少期など早い時期から英語に触れていることが求められます。早めの学習によって、英語を自由に使いこなすことができるようになるでしょう。

まとめ